意識の図
「人生」と言う言葉を聞いたとき、「辛く厳しい道のり、早く終わりたい」とイメージする人もいれば、「楽しくバラ色、長生きしたい」とイメージする人もいます。
上記のように私達の潜在意識の中には、様々な幸せグセと、不幸グセと言う考え方のクセがあります。
この考え方のクセは、お母さんのお腹の中にいるときから形成され続け、性格の核の部分は3歳まで、
性格の基礎は小学校卒業くらいまでにできあがります。
下記の「お父さんお母さんへ」の所でも書きましたが、私達の性格の核の部分は、3歳までに作られます。
昔の人も経験的にこのことを知っていて、「三つ子の魂百まで」という諺ができました。
私達の性格は、小学校を卒業する頃までにできあがり、その後は変化しません。
そうです、この頃に下図の「統合膜」が完成するのです。
小学校卒業までの、性格形成時の子供との接し方が、子供の将来を決めます。
遺伝の影響よりも、親の接し方の方が大きく影響することが確かめられています。
意識の図
1. 私達の「性格や行動」のパターンは潜在意識の中に格納されています。
2. 顕在意識と潜在意識は統合膜で隔てられています。
そこで、通常の意識状態では、潜在意識の中身を探ったり、変化させたりすることが出来ません。
3. 「変性意識状態」の時にのみ、統合膜の力が弱まります。
※「変性意識状態」とは、催眠時の意識状態です。
そこで、催眠療法により、私達の性格や行動のパターンを変化させることが出来るのです。
つまり、催眠療法を受け、その後日々の自己催眠を続けることで、私達の能力開発や性格改善が可能となります。
お父さん、お母さんへ
そんなことを言われても、・・・・・ですよね。
でも、良い方法があります。読むのを中断せずに、読み進めてください。
お母さんのお腹の中に宿った赤ちゃんは、妊娠後半年もすると耳が聞こえるようになっています。
いろんなことを感じ、記憶できるようになっています。
お母さんと赤ちゃんは胎盤で繋がっています。
そこで、お母さんが不快感を感じると、ストレスを感じたときに分泌される脳内ホルモンが血中に入り、胎盤を通じて、赤ちゃんの身体の中に入ります。
お母さんの感情と、赤ちゃんの感情は一心同体。
お母さんにとっては耐えられるストレスも、小さい赤ちゃんにとっては耐えがたいストレスとなり、脳や身体の発達を阻害します。
そこで、夫婦喧嘩や嫁姑の争いは禁忌なのです。
性同一性障害の大きな原因の1つは、妊娠後期の母体の精神の不安定さであることが医学的に証明されています。
赤ちゃんの様々な疾病の原因が母胎のストレスなのです。
妊娠したら、お互いを尊重し、旦那さんが、奥さんと赤ちゃんのことをしっかりと守ってあげてくださいね。
でも、妊娠したら、いきなり仲良くなるなんてできません。
そこで、早めの催眠療法で、性格改善しましょう。
これまた、そんなことを言われても、・・・・・ですよね。
「胎児はみんな天才だ」「天才児を育てた24人の母親」等、その他多くの本の中に
知能指数のIQや、対人関係や心の知能指数のEQ、そして、運動神経は、
遺伝より、両親の子供への接し方が大きく影響すると、多くの例を挙げて説明されています。
凄い事実なのですが、子供の将来は、幼児期の両親の接し方次第でほぼ決まってしまうのです。
赤ちゃんの生まれたときの脳細胞の数は大人と同じで140億個あります。
しかし、脳細胞同士を繋ぐ配線が未だ完成していません。
脳は、脳細胞同士の配線が完成して、きちんと働きます。
生まれてから3歳までの間に、脳細胞間の配線の基礎工事が行われます。
知覚と判断をする脳細胞の配線ができあがるのは3歳頃までです。
それまでは、親や赤ちゃんを取り巻く環境のあり方を、何でも模倣し、無条件に受け止めて、そのまま記憶してしまいます。
また、子供が3歳を過ぎると、自分で考え、創造し、自己を主張し、やる気を持って自主的に行動する神経細胞の配線が始まります。
自我の心が芽生えるのが4歳です。
ここまでは、母親とべったりして、母親からの愛情を十分に感じていたいのです。そうすると、親との精神的な分離がうまく行き、主体的で創造的な人生を切り開いていけるようになります。
思考、意志、感情を司る脳細胞は、5,6歳になると配線され、善悪を判断する力ができてきます。
さらに、前頭葉の機能が高まり、時間を認識し、未来を思考する働きが始まるのは10歳頃からで、人間の考えや行動の一貫性、物事の順序に対する感覚が生まれてきます。
小学校を卒業する頃には、一貫した自己像としての自己同一性の自覚も可能になります。
統合膜の機能というのは、知覚や判断、思考、意志、感情、考えや行動の一貫性、時間の認識、自己同一性を司る機能です。
そこで、3歳までに性格の核の部分が作られ、小学校を卒業するまでに性格ができあがり、その後は変化しないのです。
この時期が子供の将来を決めます。
でも、安心してください。
この時期を逃して、両親との接し方が不十分な場合には、催眠療法で補うことが出来ます。
様々な人生の悩み
脳の発達は、お母さんのお腹の中にいるときから始まり、小学校の卒業する頃までに完成します。
私達の性格や行動のパターン、考え方の癖は、脳の機能のうちの一つです。
その脳の機能を使って、大人になるについて、経験を積み、様々な場面で、様々な反応をしていきます。
催眠療法を通じて探っていくと、両親からの愛情の深さと、人生での悩みの相関性がかなり深いことが分かります。
恋愛、結婚、子育て、仕事、健康、人間関係 これらが私達の悩みの殆どですが、
両親からの愛情が不足していると、自分自身についてのどろどろの悩みを抱え込みがちになります。
両親からの愛情が十分だと、自分人への悩みは少なくなり、他の人の悩みをどう解決してあげるかに関心が向きます。
中学、高校、大学、就職、結婚と、大人になればなるほど、様々な悩みが表面化します。そして、解決に躍起になります。
しかし、問題の種は、お母さんのお腹に宿ってから、小学校を卒業するくらいまでに作られていたのです。
子供の視点に立って、十分な愛情を両親がかけて上げることが重要です。
大人になって、様々な悩みに襲われたら、子供の頃の愛情不足が原因なのです。
しかし、それに気付いても、大人になってから、両親に「愛情をちょうだい」と言っても、もう手遅れです。
そこで、催眠療法が役立ちます。
生理・心理面での変化
変性意識状態とは、物事に過度に集中している状態や、寝起きや寝入りばなのぼーっとしていて、暗示を受け入れやすい状態です。
変性意識状態での、生理的な面と、心理的な面での変化について解説しましょう。
生理面での変化
催眠時の脳の血流の状態を調べてみると、脳の新しい皮質の部分は、催眠時には、やや血流が少なくなり、活動水準(意識の鮮明さ)は、やや抑えられます。しかし、聴覚野や言語野は目覚めています。
脳の古い皮質の部分は、血流がやや多くなり、自律機能が活発化してきます。
手足の血流は増し、胃腸の働きは高まり、呼吸や体動は減ります。
副交感神経が優位になり、くつろぎの元に、身心のエネルギーの回復を図ることができます。
心理面での変化
身心のリラックス感を感じます。記憶力や直感力が増します。
心と体の交流が促進され、身心の歪みが自動修正されます。
意識が無意識の方向へ集中していくので、内なる声への感度が高まります。
集合無意識や、宇宙的無意識の生命の源への感覚を得ます。
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